Uliuli

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サイン

 第1試合の始まった時間だ。遅れて到着した会場のロビーはすいていた。緊張が走る。ジャンパースカートの制服、三つ折りソックス、重いカッチカチの革の鞄を手に提げ、固いカッチカチの革のローファーを履いたおさげアタマの少女、同じ服装で、肩に掛からない程度のおかっぱアタマの友達を連れ、妹に頼まれていたTシャツを買うため、物販に向かう。

 4人しかいない。私と友達、売り子さん。そして、御大。

「すみません、これください」
「はい、サイン入れますか?」
「……はい」

 御大のつぶらな瞳は私たちを映していたことであろう。売り子さんに問われたとき、私は一瞬、断ろうとも考えた。けれど、純真とも思えるその瞳を裏切ることなど、有り得ない。

 サインをもらった。生まれて、初めて。妹のTシャツではあるけれど。

 川田利明のTシャツに。ジャイアント馬場さんのサインだけれど――。

 そんな、ほろ苦いような青春時代の思い出を胸に残したまま十年、更に十年――迎えた2016年度。私自身はじめて、私のためのサインをもらった。

【キング】

 シンガーソングライター・竹内藍ちゃん。そしてプロデュース・和佐田達彦様こと爆風スランプのベーシスト・バーベQ和佐田様。inテゾロ。

 私はとってもしあわせです。

 有り難うございましたm(_ _)m

アイマイ・フィクション

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