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R.I.P.武田のおじさん

 いつかオリジナルの同人誌が描けたら、そうさく畑に参加して、おじさんに読んでもらいたい、と。いつかコミュ力を身につけられたら、打ち上げにも参加して、おじさんと飲みたい、と。そんないつかは来なかった。

 赤豚の同人誌即売会で働くエプロン姿のおじさんは、颯爽と、気付かれると周りの婦女子やら腐女子から黄色い声援があがるような、それを見て笑って手を振って、また忙しげに仕事に戻っていくような、おじさんはおじさんでありながら、スターのようであった。私には、眩しくさえ見えていた。

 おじさんは赤豚を退職後、家電量販店に就職した。そうさく畑を開催するにあたってまず稼がなきゃと、急がしそうでありつつも楽しそうであり、当時、接客業にいて心身すり減らしていた私はおじさんを見て大丈夫なのと心配になりつつも再度、おじさんを尊敬しなおしていた。

 私はただの、おじさんの同人誌やブログやツイッターの読者であった。思えば、ツイッターは使い方が分からず、2010年に登録こそしたものの、今の今まで全然、使えていなかった。ここ1,2年のことである。ブログを書けるようになったのも、ツイッターを使えるようになってきたのも。全ては仕事の所為で、ブログやツイッターの使い方を勉強したり遊んだり、疲れ切っていて出来なかったのだ。

 フォローの意味も分からずフォロー出来る訳もなく、おじさんのツイッターはタイムラインでなくブラウザのお気に入りに入れて度々アクセスすることで見ていた。2015年10月。以降、書き込みがないな、仕事が忙しいんだな。11月もなく、12月もなく、ググって、亡くなっていたことを知った。

 早いもので、三周忌。

 

 

 私が今、こうして心を入れ替えられて、仕事も替えられて、働く以外のことにも目を向けて生きられるようになってきたきっかけは、大切な人を失ったことにある。

 少しずつ。けれど、なるだけ。

 生きている人とは、生きているうちに、触れ合っておきたいと思う。

 あの世ではあの世で、いつでも触れ合えるでしょうから。

【おじさんの同人誌】

【おじさんの同人誌】

 R.I.P.武田のおじさん。